SNSを上手に活用して、自分の魅力を”盛る”テクニック「SNS盛り」。じつは犬山紙子さん自身も、ニート時代にSNSで自己プロデュースを始めたことがきっかけで、本を書いたり、テレビ出演したりするようになったんだそう。マジっすか! 「SNSは盛ってナンボです! SNSやってなかったら、今頃まだニート生活が続いていたかも」と犬山さん。今や、「スッキリ!!」(日本テレビ)のレギュラーコメンテーターですよ! そんな犬山さんに、「写真の撮り方」「コメントの盛り方」「女子に嫌われない方法」について語ってもらいました。

 

LINEアイコンは自撮りNG! 

─女子高校生が「SNS盛り」をしてみたいと思ったとき、まず最初に手をつけるとしたら、何がいいですか。

犬山さん:まずは使い倒しているであろう、LINEのアイコン用写真からいきましょうか。もし、自撮りした”奇跡の一枚”をアップしていたら……すぐ変更しましょう!

 

─えー! 自撮りダメなんですか?

犬山さん:モテなくていいという硬派な女子は自撮りでももちろんOKですが、自撮りはたいてい、男子ウケがイマイチなんです。男子は「あざとさ」に敏感。”自撮りに夢中なタイプ”と思われて、ドン引きされることも少なくないんです。

 

─どんなアイコンがおすすめなんですか。

犬山さん:キメ顔より、無邪気にはしゃいでるほうが好感度が高いです。よく観光地にある「顔ハメ看板」で撮った写真もおすすめです。あれなら、誰でも簡単にちょっとアホっぽくてかわいい写真が撮れます。あと、何か食べてるところもいいですね。男子ウケを考えるなら、パフェやパンケーキのように女子っぽい食べ物より、ラーメンのような男子っぽい食べ物を選ぶのがポイントです。

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─犬山さんのTwitterアイコンも何か食べてますね!

犬山さん:鍋をしたときの写真です。決してかわいいとは言えないんですけど、おいしそうに鍋をすする顔がマヌケで気に入っています。あと、「大自然のなかでダブルピース」もアイコンにオススメです。自然光は肌も綺麗に見えるので加工しなくてよく、その加工してない感も高ポイント。これも自撮りではなく、一緒にいる誰かに撮ってもらってください。

 

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自撮りで盛るなら「Instagram」 

─SNS盛りをするなら、自撮りは封印したほうがいいんでしょうか。

犬山さん:そんなことないですよ。SNSによって、特性が全然違います。例えば、Twitterでは「自虐」が喜ばれるけど、Instagramは「かわいい&オシャレ」が正義。私もInstagramには、Twitterでは投稿しないような自撮り写真をバンバン投稿してます。加工ももちろんやってまして、美白して顎も削って……。足なんかは伸ばしたりしてます。

 

─盛る秘訣を教えてください。

自分がイケてる角度を研究し、ベストな角度を覚えておくといいですよ。コンプレックスを隠す方法なんかも自分で編み出す。ベスト角度と盛れる照明で大概可愛く映ります。また、みんながあまりしていないのがブス角度の研究。みんなで写真を撮る時などにブス角度を知っていると、致命的にブスな一枚を避けることができるので、かわいい角度とともにブス角度も見つけておくと良いと思います。

 

─全身の自撮りはどうやって盛るんですか?

犬山さん:誰かに撮ってもらうときもそうなんですが、鏡越しで撮るときもカメラをなるべく下のほうに構えると、小顔に映ります。コーディネート写真を撮るなら、靴も入れたほうが脚が長く見えます。黒いパンツに黒いブーツなどコーディネートでも脚長写真は狙えますし。

 

コメントは相手が言ってほしいことを読みとって

ーコメントの盛り方についても教えてください!

犬山さん:どのSNSにも共通するのは「コメントされた相手が『オイシイ!』と思うような内容を心掛けるのが重要!」ってことです。例えば、さりげなく男子にアピールするために、すごく写りのいい写真をアップしたときに、「かわいい!」「フォトジェニックwww」どちらのコメントがうれしいですか?

─「かわいい!」ですね。「フォトジェニックwww」はちょっとイラっとしますね。足を引っ張る気か-! と。

犬山さん:ですよね。コメントをつけるときは、まず、「この人はどう見られたくて、この投稿をしたのかな?」と想像してみることが大切です。何も考えずに、自分が言いたいことを書き込んでいると、いずれ地雷を踏むことに……。

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─こわい! でも、ホンネを読み取るのって難しくないですか?

犬山さん:自分がこういう時はどうされたら嬉しいかな? でいいと思います。とくにLINEは、リアルでもつきあいのある相手とのやりとりがほとんどなので、やりやすいです。LINEは相手のキャラがつかめる分、他のSNSより、コメントを盛るのも簡単です。

─LINEのコメントはどうやって盛ればいいんですか。

犬山さん:たいていの場合、みんな自分の話をしたいし、聞いてほしいんです。だから、そこではあえて、相づちを打ったり、的確なツッコミをする”盛り上げ役”に回る。それだけで好感度はグンと上がります。

 

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─それなら簡単そうです!

「気の利いたコメントをつけなきゃ」というのは勘違い。自分のセンスをアピールする必要はなくて、相手がクスッと笑ってくれたり、楽しい気持ちになったりしそうなコメントを心掛けることが大事なんです。

 

女子に嫌われない方法は「女友達を優先すること」!

ーSNSで女友達に嫌われないために気をつけたいポイントはありますか?

犬山さん:友達と撮った写真をSNSにアップするときは、必ず「女友達が可愛く映っている写真」を最優先してください。これさえしっかりやっておけば、大丈夫!

ーそれだけですか?

犬山さん:でも、実際はやれてない人が多いんですよ。ついつい自分がかわいく映ってる写真を優先しちゃう。

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ーたしかに! 友達がかわいく映ってるのに、自分は白目むいてるような写真をアップするのは勇気がいります……。

犬山さん:でも、じつはブスに映ってる写真が1枚くらいSNSに載ったところで、まったく痛手ではないんですよ。どうせ集合写真なんて、みんなさほど見てないし、自撮り写真でいくらでも挽回できます。

 

ー挽回できるんだ!

犬山さん:私も、ネタにしてしまえ! と、ブスな写真をアップすることもありますしね。

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ーこ、これは……。

犬山さん:鏡でブスな角度を発見すると、ちょっと落ち込むじゃないですか。でも、切ない現状はTwitterでネタにして、笑い飛ばすのが一番かなと。変顔をするなら、かわいさを一切残さず、やりきるのが女子ウケのポイントです。

 

─師匠! ついていきます!!

 

全員に好かれようとしないのが、SNSを楽しむコツ

犬山さん:ただ、どんなに好感度が上がるよう気を配って投稿しても、”相性が合わない人”は必ず一人はいると思っていたほうがいいですね。

─そうなんですか?

犬山さん:いますよ~。夜中にラーメン食べてる写真をアップしたら、「こんな時間に食べると太るよ」とツイートが飛んできたり、ブス写真をあげたら、「はいはい、”私、こういうこともできちゃうんですアピール”でしょ」とディスられたりもする(笑)。

 

─何をやっても気にくわない、という人がいるってことですね。

犬山さん:そうそう。全員に好かれるのは無理だし、そこを目指すと疲れちゃう。「8割の人に好感度を持たれる」ぐらいを目標に、SNS盛りを楽しんでください!

 

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SNS盛 恋と仕事で差をつける秘密テク』(犬山紙子 著/学研・税込1296円)

 

 

今回話をきいた人

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■犬山紙子

イラストエッセイスト、コラムニスト。1981年生まれ。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴った『負け美女』(マガジンハウス)でデビューし、人間観察の名手として注目を浴びる。『SNS盛り』(学研)など著書多数。最新刊は

”大きなお世話&余計なひと言”の傾向と対策を研究した『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社)

 

【関連リンク】
Twitter https://twitter.com/inuningen
公式ブログ http://lineblog.me/inuyamakamiko/

 
(取材・執筆/島影真奈美、イラスト/犬山紙子)