LINEスタンプを作ろうと思ったきっかけは「デコメの衰退」

まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!

ーなぜLINEスタンプを作ろうと思ったのですか?

やまなかさん:もともとデコメを作る会社に勤めていて、そこでデコメを作っていたんです。しかし、時代の流れとともにその文化が衰退し、部署自体がなくなってしまったんです。

ーデコメ! 今ではすっかり聞かなくなった言葉ですね。もはや死語のような……。

やまなかさん:その部署がなくなると同時に、会社も辞めたんです。そして次は何をしようかな、と思った矢先にLINEスタンプを自分で作れるサービスが始まって、やってみようかなと思ったのがきっかけです。

ーまさしく時代の移り変わりによって始められたんですね。
今回は、LINEスタンプの作り方を教えてくださるそうですが……

やまなかさん:自分が描いた絵がスタンプとして売られるなんて、嬉しいじゃないですか。だからもっとたくさんの人に参加してほしいんですけど、作ったことのない人からすると、ちょっとハードルが高いみたいで……。みなさんが思っているよりも簡単にできるので、ぜひ私の話をきっかけにチャレンジしてみてほしいなと思います。

ただ、LINEスタンプの作り方は一通りではなく、いろいろな方法があるので自分流のやりやすい方法を見つけるのが一番だと思います。なので、今回ご紹介する方法がベストというわけでなく、あくまで一つのやり方だと思っていただけるといいかと思います。

ーなるほど。では、さっそくはじめましょう!

 

ステップ1:キャラクターを考える!

まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!
まず、どんなキャラクターにするのかを自分で考えてみましょう。
思いついたらとにかくスケッチブックやメモ用紙に描いてみるのをお勧めします。紙とペンがあればもう大丈夫! あとは思うがままに描くのみです。

まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!
▲ものの数分であの人気スタンプ「白いアイツ」を仕上げたやまなかさん

 

ステップ2:パソコンに取り込んで編集する

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ー最初からPhotoshopなどの難しそうなソフトを使って描くわけではないんですね!

やまなかさん:そのスキルがある人はもちろんそれでいいのですが、そうでない人はわざわざ難しいことをしなくても、普通に紙とペンで描いた絵を写真で撮ったりプリンターなどでスキャンしてパソコンに取り込むというやり方でも十分です。
ちょっと知識がある人は、そこから画像編集ソフトで形を整えたり、全体のバランスを確認し、色をつけたいのであればそこで色をつけたりしてもいいですね。

私はたまたま編集にPhotoshopを使っていますが、ネットにある無料ソフトなどを使えば全てお金をかけず簡単に編集できます。

ー高価なソフトを買ったりしなくて済むんですね!

やまなかさん:最近は無料の使いやすいソフトがいっぱいあるので、それを使えばお金はかかりません。今ではスタンプを作る用のスマホアプリもありますのでそれを活用してみてもいいと思います。

 

ステップ3:クリエイター登録とスタンプの審査してもらう

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画像が40個完成したらLINEクリエイターズマーケットのサイトにて「クリエイター登録」を行い、販売する権利を持ちます。

やまなかさん:暴力的な内容を入れないといった、デザインに対するルールのほかに、画像のサイズや、背景の透過など、データそのものについての成約がいくつかあります。それは、公式サイトにわかりやすくまとまって載っていますので、チェックしてみてください。

> 公式の制作ガイドラインはこちら <

やまなかさん:ガイドラインに沿って登録をし審査に出します。あとは待つのみですね。 一時期は審査に半年かかっていた例もありましたが、最近はかなり早くなったようですね。最短で3日なんて場合もあるみたい。審査が通ればすぐ発売され、自分の描いた絵がスタンプstoreに並びます。

ーえ! ちょっと待ってください。スタンプの画像って40種類も必要なんですか!? そんなに必要だなんて……、やまなかさん、そこのコツを教えてください!

やまなかさん:やはりそこを聞きたいですよね、わかりました。そのコツをいまからご説明します。

 

40種類のアイディアと独自の工夫とは?

ー40個描くのはあっという間ですか? それとも大変なものですか?

やまなかさん:40個の図案を考えるのはやはり苦労しますね。でも深く考えすぎず、自分が「こんなスタンプがあったら使いたいな」と思うものを描くのが大事だと思います。あと私は一気に40個なんて描けないタイプなので、ヒマなときにちょこちょこ落書きのようにして描いていく、貯金型です。
実際に、「白いアイツ」は些細な落書きから生まれたキャラクターなんですよ!
では、そんなスタンプ40種類を考える私なりの方法を3つご説明します。

(1) 文字で書き出してみる

やまなかさん:単純に文字におこしてみるのもアリです。「笑っている」「怒っている」「走っている」など、単純な感情や動きからはじめてみて、40個まで自分の個性をひねり出しましょう。
自分の日常の気持ちをスタンプにしたらどうなるだろうと考えて書き出してみるのもいいですね。

(2) あえてスタンプの中に文字を入れない
やまなかさん:工夫と言えるのかわかりませんが、LINEスタンプって文字が入っているものが多くありますよね。「おはよう」とか「ごめんね」とか……。私はたまたま文字を入れていなかったのですが、文字が無いことで使い方に幅が出るらしく、いい意味で私の意図していない使い方をされる方がたくさんいたんです。それを知ってから、あえて文字は入れずにいろいろなシチュエーションで使えるスタンプを意識して作るようになりました。
しかも文字を入れない事によって、万国共通になるんです。LINEは世界で使われているので、言語を固定しない事で言葉の壁もスタンプでらくらく超えられちゃうんです。
まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!
▲「お腹すいた」にも「お腹いっぱい」にも使える幅の広さ

(3) 自分が日頃よく使っているスタンプや使いやすいと思うスタンプから傾向を探る
やまなかさん:自分がよく使うスタンプってやっぱりあると思うんです。そういうところから自分が使いやすいかなと思うものを作ってみるのもいいと思います。
スタンプstoreのランキングを見て、どんなキャラクターのものがあるのか、どんな場面のスタンプが人気なのか、色とかもチェックしてみて参考にするのもいいかもしれません。
アイデアは考えて生まれてくるものと、不意に生まれてくるものがあると思うので、ふとした「私、これよく使ってるかも」の瞬間はかなり大事なのかもしれません。

ー最後に「LINEスタンプを作ってみたい」と思っている人に一言おねがいします!
まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!

やまなかさん:『上手下手とかではなく、やまなかさんにしか描けない絵がある』と言われたことがあって、その言葉は今でもずっと覚えてます。
だからとにかく気楽に描いてみることが大事なんだと思いますね。描くのが好きなら、やってるうちにきっとどんどん楽しくなってくると思いますし、自分も使えて、買ってくれた方にも喜んでもらえるかなと、考えて作るのもすごく楽しいので、ぜひぜひやってみてください!

まとめ

まずやってみる!LINEスタンプの簡単な作り方!
自分が描いた絵がスタンプになって、売られるというのはとても嬉しいですね。どこかの誰かが友人との会話に使っているって、ちょっと感動的だと思いませんか? やまなかさんのようにヒットしたスタンプも、メモ用紙に描いたイラストから生まれたわけですから、興味のある人は気楽にクリエイターズデビューしてみてはいかがでしょうか?